古美術買取では珊瑚の需要が高く、高額買取も夢ではありせん。原木はもちろん、彫刻や装飾品などに加工された珊瑚も人気です。そこで、ここでは珊瑚買取について詳しく解説していきます。
珊瑚は植物や鉱物のような見た目をしていますが、実は生き物です。主に、赤珊瑚や血赤珊瑚、桃色珊瑚、白珊瑚が取引されています。より濃い赤みのものが高額査定されやすく、最も高額で買い取られるのは血赤珊瑚です。カラーは黒っぽい赤をしていますが、赤みの少ないものは査定額が下がってしまうので注意しましょう。
一方、珊瑚によく見られる斑点や模様がなく、赤みも感じられる血赤珊瑚はとても美しい色合いをしており、他の珊瑚に比べて査定額が上がります。血赤珊瑚の次に買取価格が高いのが赤珊瑚です。血赤珊瑚よりも明るめの赤色をしていて、主に地中海沿岸で採取できます。状態がよければ、傷がついたり劣化していたりする血赤珊瑚よりも高値で買い取られることもありますが、他の珊瑚に比べて内部が傷みやすく、完全な状態の赤珊瑚は貴重です。
また、珊瑚全体の査定基準は、色ムラがなく均等な色合いのもの、模様やヒビのないもの、保存状態などで、これらの基準を満たすかどうかで買取価格は大きく左右されます。珊瑚は炭酸カルシウムでできており、破損しやすく劣化しやすいのが特徴です。特に、触れる機会の多いアクセサリーに加工された珊瑚は光沢のない劣化した状態になりがち。こまめなお手入れと丁寧な保管をしていないと珊瑚買取の際に査定額が下がってしまいます。